施設内の桜が満開です。
新型コロナウイルスの影響で気持ちが沈みがちですが、満開の桜に気分が明るくなります。
食卓でも、筍やわらびといった山菜や瑞々しい春野菜が、春の喜びを伝えてくれます。
今回は、熊本の春の食材を使ったメニューです。
<献立>
雑穀ごはん
あおさのかき玉汁
メインは、サラダ玉ねぎを使った「サラたまハンバーグ」。
サラダ玉ねぎは、熊本県の水俣・芦北地方を中心に栽培され、この時期に収穫されます。
新玉ねぎより苦みが少なく水分の多いサラダ玉ねぎを、ハンバーグの中にも飾りにもたっぷり使いました。
熊本では昔から、ひともじという分葱に似た小ネギが栽培されています。
このひともじを使った熊本の郷土料理が「ひともじのぐるぐる」。
ひともじをさっとゆで、根元を軸に葉の部分をぐるぐると巻きつけたものに、酢味噌をかけて食べます。
馬刺し、辛しレンコン、ひともじのぐるぐるが熊本の3大郷土料理です。
ぐるぐるに巻くと歯ごたえがあり高齢者には食べづらいので、今回は短く切りました。
旬の筍を添え、熊本の春を感じる一品になりました。
桜の丘は、毎月10日は万十の日。
今月の万十は、「高菜万十」です。
ごはんのお供「高菜漬け」を、万十の生地で包みました。